キングオブコント出演でYouTube登録者はどのくらい増えたのか? あるいは令和らしい発見
キングオブコント2022はビスケットブラザーズが優勝した。
キングオブコント2022
優勝ーーー!!!!!!!!!
嬉しい!!!
ありがとうね!
これからもその名に恥じぬよう
精進してまいるよ!!!
劇場にも遊びに来てくださいね!!!
ビスケットブラザーズに関わってくれた方これから関わってくれる方
よろしくよな!!!
空気階段が優勝した前回大会はハイレベルで史上最高の大会と言われたが、負けず劣らずのハイレベルの大会となり、松本人志が「面白いは当然で、演技力がないと上がっていけない、恐ろしい時代になってきた」と大会後に語ったように、新たなレベルに移行したことを感じさせる大会だった。
現在、お笑い芸人にとって大事な表現の場、そして収入源となっているのがYouTubeだ。筆者は9月6日のファイナリストのチャンネル数を記録していたのだが、以下のような数字だった。
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ビスケットブラザーズ:6130人
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コットン:4万9000人
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や団 :680人
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ネルソンズ:3万8000人
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かが屋:2万9000人
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最高の人間(※吉住単独のチャンネル):2万1000人
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ロングコートダディ:2万3000人
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クロコップ:5880人
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いぬ :1900人
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ニッポンの社長:4万1000人
吉住、岡野陽一のピン芸人2人によるユニット「最高の人間」は、ユニットのチャンネルがなかったので吉住単独のチャンネル数で数値を取った。岡野もチャンネル「岡野陽一 ネタ置き場」を立ち上げたが、動画投稿は10月に始めたばかりのため、今回の比較からは外した。
ではキングオブコント2022終了後にどれだけ数字が動いたのか。大会2日後の10日午前時点での数字と比較したのが以下の表だ。
(徳重龍徳作成データ)
チャンネル登録の増加数が1万1500人とトップだったのが2位の「コットン」。1万増加したコンビ(トリオ)は彼らだけだ。
もともとテレビなどへも露出も多く、チャンネル登録者数はファイナリスト発表時では4万9000人と10組中トップ。増加率では6番目の数字となった。
増加率が最も多く、今回のキングオブコントで“発見”されたのが「や団」で、増加率は677.94%。もともと3ケタだった登録者数も5290人まで伸びた。
ストーリー性が高く、狂気をはらんだコントは今大会でも異彩を放っていた。特に1本目の「バーベキュー」のネタは個人的には今大会で1番面白かった。コント師という職人的雰囲気もあり、テレビのコント番組の常連になることを期待したい。
増加率で見ると、それまでテレビで見るお茶の間の知名度がなかった「ビスケットブラザーズ「いぬ」「クロコップ」が高く、「ネルソンズ」「かが屋」「ニッポンの社長」とすでにテレビのネタ番組の常連はもともとのチャンネル登録者数が多く、どうしても低くなる結果となった。